ソル Op.60-6

楽譜を探しています、交換します。他、楽譜に関する話題(校訂について、読み方、解釈についてなど)ならなんでも!
UENO Karen
記事COLON 48
登録日時COLON 木 2 2 2006, 14:11
お住まいCOLON 新潟から宮城に引っ越しました。

ソル Op.60-6

投稿記事 by UENO Karen » 水 24 9 2008, 11:05

みなさんこんにちは。UENO Karen です。
悟空さんのスレッドに触発されて、ソルのOp.60を弾き始めました。
皆さんおっしゃるように、技術的には簡単なのかもしれませんが音楽的には深いと私も感じています。(まだ数えるほどしか弾いてないですが。)

ところで、Op.60-6について、気になる所があるのでおききします。
この曲の出だしから5小節目のベースのドと、次の6小節目のベースのドがタイでつながっているのですが、どうもこれが気持ち悪くて仕方ありません。(出だしの一拍だけの部分も一小節と数えています。)
ちょうどこの場所はフレーズとフレーズの境目で、最初のフレーズと次のフレーズのベースがつながっているのは変な気がします。また、最初のメロディが繰り返して出てくる所なので、最初と同じ形になるように、6小節目のベースはちゃんと弾き直した方がいいように思います。みなさんはどう思われますか?

もしかして誤植かも、と思うのですが、手元に他の楽譜が無いので比べることが出来ません。私が使用している楽譜は、スペインのSONETOという会社の古い楽譜です。もし手元に他の版のOp.60-6を持っている方がいらっしゃったら、見ていただけないでしょうか?
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059

remain-iihama
記事COLON 324
登録日時COLON 火 28 3 2006, 20:06
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Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by remain-iihama » 水 24 9 2008, 11:52

 この曲は、8分音符のアウフタクト(弱起)の曲ですよね。ですので小節最後の8分音符と次の小節の一拍目はフレーズ的にはつながっています。
 さて、この曲の出だしから5小節目までは中フレーズ、次の6小節目~9小節目も中フレ-ズとして(便宜的に分けると)、1~9小節合わせて大きな一つのフレーズとなっています。つまりこの場合5~6小節にかけてのフーズの大きな切れ目は無いとして考えるという事ですね。
 また、アウフタクトの影響で、全ての小節の一拍目で低音と高音の2声が同時に発音されるというのはカデンツ(終止形的和声進行)の強い影響を受けた小節(最初を含めて6箇所)に限られています。
 ですので結論からいえば、6小節頭で低音を発する事はフレーズの流れ(アウフタクト)を途切れさせる事につながるのです。
 で、敢えて前の小節からの低音を伸ばして補っていると考えられます。この事を理解して演奏する事がこの楽譜のねらいかもしれませんね。 以上が私の見解です。
 という事で、一般的にアウフタクトの曲は一拍目の取り方が少し違ってきますので注意が必要です。
 ちなみに私の楽譜もタイでつながっていますよ。

UENO Karen
記事COLON 48
登録日時COLON 木 2 2 2006, 14:11
お住まいCOLON 新潟から宮城に引っ越しました。

Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by UENO Karen » 水 24 9 2008, 13:48

remain-iihama さんこんにちは。
いつも素早い(そして的確な)返信ありがとうございます。UENO Karen です。

おバカな質問をしたんじゃないかと心配だったのですが、投稿してみてよかったです。
同じメロディーが繰り返し出てくるので、その手前の部分、5小節目の一拍半のところでフレーズも終わっている(したがって、絶対誤植!)と思ったのですが、あえてつながっていることが重要なのですね。
全体が一つのフレーズになるように(そして気持ち悪くなくなるように、)練習してみます。
ありがとうございました。
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059

Whooper
記事COLON 288
登録日時COLON 木 7 2 2008, 23:08
お住まいCOLON 東京

Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by Whooper » 日 28 9 2008, 06:54

こんにちわ。

ここ数日間アクセス出来ませんでしたね。中には「ブラック・リストに入れられてお出入り禁止」にされたのか、とお思いの方もいらっしゃったでしょう。嫌なこけ方が続いてたので私は凄腕の「黒客(Cracker)」にサイトがブチ壊されてしまったのかとも心配してました。大ボスのお触れでサーバを更新したからもう大丈夫との事です。話続けましょうね。

解説はIihamaさんにお任せするとして私はネットから無償で手に入る版を比べて見ました。結論を先に言いますと三種類共ご指摘の箇所はタイで繋がる表記になってます。

1.青木先生の所から

ここは仏にあるソルの原典文庫に丸投げしてますね。英語でソル生前に出版された版の写しとなってますが後は仏語なので私には分かりません。

2.デンマーク王立文庫

作品60は18曲入った曲集がありますが出版元は仏のなんじゃら社。詳細分かりません。

3.スェーデンのBoije文庫

作品60はMuenchenの「ギターの友社(Verlag Gitarrefreund)」から分冊で出てます。1から6番まで他の作品と共に収録されてました。仏と独語で簡単な説明があります。発行年月日は1915年の3-4月です。独語には”速度指定はないが最初はゆっくり弾きなさい。生徒は慣れるに従って速く弾かねばなりません。”見たいな事が書いてあります。

ご参考まで。
Whooper 拝

UENO Karen
記事COLON 48
登録日時COLON 木 2 2 2006, 14:11
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Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by UENO Karen » 月 29 9 2008, 11:41

正常にアクセス出来るようになってほっとしています。
サーバーのメンテが無事終了したとのこと、関係者の皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

Whooper さま
こんにちは。UENO Karenです。

 いろいろ調べていただいたようで、本当にありがとうございます。
こういう時代なのにまだネットを使いこなせていないというか、なんでもお師匠に尋ねて済ませていた癖が抜けないというか、反省することしきりです。
 件の箇所について、迷いを捨てて練習した結果、当初ほどの違和感を感じなくなっています。
まず迷いをなくさないことには集中して練習できなかったので、こういう情報は、本当にありがたいです。


でも、まだいまいち難しいです。
同じソルでも、たとえばOp.45-3のTheme は、アウフタクトの後の強迫が強調されているというか、各小節ごとの一拍目にベースがありますね。こういう形ならよく馴染んでいたのですが。
Op.60-6も出だしだけを見ると同じような曲に思えるのですが、曲の全体を見渡してみると、全然作りが違うのですね。

ともあれ、もう少し弾き込んでみます。ありがとうございました。
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059

remain-iihama
記事COLON 324
登録日時COLON 火 28 3 2006, 20:06
お住まいCOLON 埼玉県

Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by remain-iihama » 月 29 9 2008, 12:48

 まず、Op.60-6の構造は、低音が旋律の一部として使用されていますので、和音として高音と同時に発音される場面が限られている事に注目しなければなりません。
 それにひきかえ、Op.45-3の方は、高音部の旋律はしっかりと流れていて、それを補完する意味で低音部が和音として発音されています。ですので低音の発音がなくとも曲としては成り立ちますが、Op.60-6は旋律が成り立たなくなるという違いがあるのです。
 つまり低音の使い方が違うということです。(ちなみにOp.45-3のVar2と3ではアウフタクトもなくしています。)
 アウフタクトについては旋律部分が重要になります。 (Op.45-3の方は)和音としての低音は拍感をしっかり保持し、その上でアウフタクトの旋律を展開するということです。
 どのアウフタクトでも注意しなければならないのは旋律である小節最後の音と次の小節の頭の音のつながりです。これは小節最後の音を強く弾くという事ではありません。あくまで小節ごとのリズム(強弱感)を保ちながらアウフタクトの旋律のつながりを表現するということです。
 そして、Op.60-6の低音は旋律の一部として機能していますので和音としての扱い方とは違ってきます。旋律しとての低音の発音がアウフタクトの流れに大きく関与しています。ですので和音として高音と同時に発音される場面が限られるのです。
 ということで、仰る通りに、曲のつくりが違うということです。
 簡単に言うと、通奏低音的使用方法と、旋律的使用方法の違いともいえると思います。
 
 
 

Whooper
記事COLON 288
登録日時COLON 木 7 2 2008, 23:08
お住まいCOLON 東京

Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by Whooper » 月 29 9 2008, 12:51

UENO Karen 様

わざわざ懇切な御礼有難うございます。自分でも気になったので
調べて見ました。楽譜は海賊版を含めて色々出回ってますので
原典に戻るのが一番と思います。

ソルのエチュードは本当に難しいですね。簡単そうに見えるやつ
程巧みな仕掛けがしてある。作品60は自分の欠点が良く分かり
ます。

それでは又
Whooper 拝

UENO Karen
記事COLON 48
登録日時COLON 木 2 2 2006, 14:11
お住まいCOLON 新潟から宮城に引っ越しました。

Re: ソル Op.60-6

投稿記事 by UENO Karen » 月 29 9 2008, 14:41

remain-iihama さま
こんにちは。たびたびありがとうございます。

漠然と感じていただけの二つの曲の違いが、おかげさまで、やっと理解できましたです。

わたしはOp.60-6の低音部を、和音のベースとしてしかとらえていなかったのですが、そうではなくて、全体が高音部・低音部の二つのメロディーから成り立っているのですね。低音部のメロディーが見えると同時に、最初の疑問が、アウフタクトとの兼ね合いも含めてすっきりと解けました。
最初の9小節について、二つのメロディーを分けて併記すると、
高音部: |ミレド|・ レ|・ソ|ファ|ミレド|・ レ|ド・ソ|ド− ・
低音部: |ド− − − |・ ファ−|ソ−| ・ ド− |− − − −|・ ファ−|・ ソ− −|・ソド
(一文字の音価は八分。−は音を伸ばす部分。・は八分休符。|は小節線。)
分かりにくくてすみません。何を言いたいかというと、色をつけて表したのですが、高音部と低音部を兼ねている音符がたくさんあるのですね。実は、低音部に出てくる休符が、何で八分休符なのか??しかも時々無いこともある・・・とおもいつつあまり気にしていませんでしたが、これが低音部のメロディーを見出す鍵でした。まったく、楽譜をちゃんと読みなさい!!と叱られそうです。

また何かありましたら教えてくださいませ。本当にありがとうございます。


Wooperさま
原典を見ればいいのは分かるのですが、どのように探せばいいのか(語学力ゼロなので。)・・・作者名と作品番号でいきなり検索かけて見ればいいですかね。以前、ナルバエスのタブラチュアの原典をさんざん探したことがあるのですが見つかりませんでした。あれから数年たっているので、時間を見つけて再チャレンジしてみます。ありがとうございました。
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059

Whooper
記事COLON 288
登録日時COLON 木 7 2 2008, 23:08
お住まいCOLON 東京

Re: 楽譜ネット探し

投稿記事 by Whooper » 木 2 10 2008, 09:31

UENO Karen さん、おはようございます。

ネット上で手に入る楽譜ですが中には、えー、著作権一体どうなってるの?と言うような怪しげ
なサイトもありますが、ソル、ジュリアーニ、アグアド、コスト、メルツと言った大御所はパブリック・
ドメインのサイトに大抵あります。主だった所は大抵英語の表示があるからお分かりと思います。
但し全部とは限りませんよ。昨日もカルリの作品241からある番号の曲を探してたのですが見
当たりませんでした。

もう「お勧めのサイト」に上がってるかとおもいますが前回ご紹介した所紹介しておきます。

1.ソル全作品文庫   

http://www.guitareclassiquedelcamp.com/ ... dosor.html

但し荒い画像ファイルでサイズが様々ですから印刷するには紙の大きさに収められる画像ソフトが
要ります。

2.デンマーク王立文庫  

https://rex.kb.dk/F/-?func=file&file_na ... on_lng=eng

作曲者名でまず探すのが一番でしょう。

3.スェーデンのBoije文庫 

http://www.muslib.se/ebibliotek/boije/indexeng.htm

最初から作曲者名でアルファベット順に並んでます。

後の大家以外は名前、曲名、作品番号等でググるのが一番かと思います。

ここで言って良いのか分かりませんが、北に宝庫があります。旧ソ連と言うかロシアは元々
大陸先進国の物まねや盗作を平気でやって来ましたね。例えばロシア王朝はフランスのル
イ王朝を真似て荘厳な宮殿を建てたり、宮廷内で貴族連中は気取って仏語を使ったり、暗
黒時代のソ連は原爆の製法まで盗んでる。いまだに玉石混交状態ですね。著作権に関し
ては皆様方の良識にお任せ致します。

インターネットはかっての牧歌的な善人会館ではなくなって表向き華やかで便利に見えます
がその裏には落とし穴や屠殺場、お化け屋敷にギロチンまで待ってますからお気を付け下さ
いね。実行ファイルや圧縮ファイルを取って来たら必ずウイルス・チェックかけましょう。知らな
い内に他の人に害が及ぶやも知れず本当にコワイですよ。

私、分からない言語はネット翻訳の助け借りてます。下記に変換言語を選び特定外語サイト
のURLを入れて見て下さい。

http://translate.google.com/translate_t#

ご参考まで
Whooper 拝
P.S. おお「ナルバエスのタブラチュアの原典」 ふるっ! 多分スペインの国立図書館か音楽
資料館にでもあるんじゃないでしょうか?手っ取り早くスペイン語のフォーラムに参加して聞いて
見られたら?スペイン語サイトの中にある日本語ミニ・フォーラムでも良いんじゃないでしょうか。

UENO Karen
記事COLON 48
登録日時COLON 木 2 2 2006, 14:11
お住まいCOLON 新潟から宮城に引っ越しました。

Re: 楽譜ネット探し

投稿記事 by UENO Karen » 金 3 10 2008, 10:52

Whooperさま

度々ありがとうございます。UENO Karenです。
教えていただいたサイト、さっそく使わせていただきます。
海外のサイトは、アルファベットばかりに目をふさがれる真っ暗闇で、怖さが先にたってほとんど使ったことはありませんでした。日本語なら、雰囲気というか、怪しいサイトは何となく避ける勘が働くこともあるのですが。そこへいくと、外国のフォーラムの日本語版を、そんな風に使う手があったですね。どうもUENOは頭が固い。いまいち存在意義が分かっていなかった。
ところでどうしてナルバエスのタブラチュアか?
長くなりますし話もそれてしまいますので、また今度ということで。
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno2000 No.160 (19c)
guitar : HIROSHI MIZUHARA anno1994 No.059